ヘッドクォーターズ社長日記 -31ページ目

4月29日 2代目次期社長の旧友と

久々に大学時代の同級生と会った。


彼は親父の会社のあとを継ぐ予定の次期社長。25歳。

現在は取締役。親父さんは体を壊し、実質会社のトップである。

病院や介護施設のリネンサプライ業。無借金で社員は20名程度。

私と大学のクラスが一緒で、ベンチャー起業論を共に受講してい

た仲である。

会ってお互い近況報告。


彼は現在会社で他社の部門の営業権を買い取る仕事を進行中

である。いわゆるM&A。相手方の企業は本業に集中したい為、

リネンサプライ部門を売りたいらしい。業務を拡大したい私の同級

生の会社と思惑が一致し、進めているらしい。


へ~~~。

M&Aとか私にとって遠い話なので、とても時節柄興味をもって

話を聴けた。成功するかどうかは私にはなんとも言えないが、

この若さで経験できる事は大変よいことだと思う。

また、本業以外でも閉店寸前のバーを100万円弱で買い取り、

この4月にバーを開業した。いわゆるオーナーである。

また今年、阿蘇に民宿を作る計画もあるらしい。


話を聴く限りアグレッシブに動いている感じがする。

私は思った。少なくとも本業が上手くいってるから資金的に

余裕があるのだな。やりたい事を実現しやすいのかな。

2代目社長っていいな。ちょっと羨ましい。


でも、ふと我に返る。羨ましがってもナンセンス。

自分の今の状況を変えるのは自分。


彼には会社の規模でも、取ってる給与の額も負けている。


ふつふつと闘志が湧いてきた。

4月28日 学ぶとは何か?

朝から事務仕事。

会計したり、メール書いたり、文章書いたり・・・


昼から大学の講義に行ってみる。

目的は、当社の財務担当K君が学生相手に決算書の読み方講座を

するからだ。K君の講義は2度目。前回は、決算書には、貸借対照表

損益計算書キャッシュフロー計算書 があって・・・みたいな基礎的話。


この日はあのlivedoorを引き合いに出してフジとの戦いは、決算書が

分かると読めるともっと分かりやすくなると、啓蒙的な論法だった。


livedoorに関しては学生のみんなも知識がそこそこあった。今回の件で

livedoorはいくら資金を得る事が出来たか?など...


しかし、大切なのは得た資金の内訳であったり、なぜ得る事が出

来たか?など、相関関係や、法律的な面や、決算書上どこに得た金額が

プラスされるかなどを専門的に理解する事が重要。要は人に説明

できるぐらいに理解しないと勉強にならない。


私は転換社債 の仕組みがよく分からなかった。そして、財務会計・管理

会計 の意味がよく分からなかった。勉強しようと思う。


そして、後ろの学生から背中をつつかれこんな質問をされた。

「日本国って借金が膨大じゃないですかー?印刷してお金を

沢山作ったらいいじゃないですか?」


??????????


上手く答えきれなかった。

要は自分も勉強の必要性があることを思い知った。


学ぶという事は、自分が知らないという事を知る事だと思う。

無知な自分を知れば、自ずと勉強をし始める。


財務担当のK君にも、

詰め込み型でなく、興味を持たせて学生が自ら勉強しだすように

すれば成功だよねと...




4月27日 雑務

今日は一日雑務をする。


僕が言った事を誰か明文化して欲しいな。

書類作り、エクセル・・・とても苦手。


秘書が雇えるぐらいになろう!と心に誓う。

4月26日 マナーとルールの違い

ミーティングやらで大学に一日いた。


隣で学生代表のN君が一生懸命資料を作っていた。

どんな資料かというと、「ビジネスとマナーの違い」にはじまり、アポイントメント

の取り方、訪問前の準備、電話のかけ方、お辞儀の仕方、名刺の渡し方、

上手な聞き方、メモの取り方、話し方の心得など、ビジネスでは基本的な

ことをレクチャーするものだった。


ちなみに...


ルールとは・・・仕事上で守らなければいけない規則。無視をすれば罰則あり。


マナーとは・・・規則ではありませんが、マナーが悪くてもよほどのことがない

         限り会社を首になりません。しかし、仕事をする上では大きな

         マイナスになることは間違いない。


彼は、ベンチャー起業論という講義の統括役で4年生。

これから学生150人がインターンシップに出陣するため、社会に迷惑を掛け

ないようにするために、ビジネスの心得の資料を作っていたというわけだ。


今の大学生の多くは、3つの「無」で表される。無気力、無関心、無責任...

私もその一人だったかもしれない。こういう特性を持つ学生を変えることは

出来ると思う。それは学生が自分のやりたいこと、優れていることを見つける

事だ。


このベンチャー起業論では、積極的に学生を社会に出し、ビジネスの勉強を

通して、自分のWANTを見つけれる環境を提供し、経営者人材になってもら

う為の講義だ。









4月25日 ポータルサイト

今考えていることがある。


それは学生向けのポータルサイト。

大学、学生にまつわるありとあらゆる情報を提供する玄関口だ。

どこの大学にもある、私の大学にもあった...

フリーペーパーもある。誰しも考えつくアイデア。


しかしながら、その機能を継続的に果たしている媒体は見たことが無い。

情報収集力、組織力、技術力、収益力...どれも兼ね備えていない。

発起人が卒業して終わり・・・みたいに自然消滅的に終わっていってい

るのではと思う。


私はこれを企業として行っていきたいと思う。つまり、給与も支払われる。

成果給もあるし、能力が無ければリストラもされる。


一番大切なのは、魅力的なコンテンツ。一日一回必ず学生がアクセスする

サイトでなければ広告媒体としての価値もない。


学生に呼びかけて議論をスタートしようと思う。